【外国人がクレジットカードを作る方法】オススメのカードもご紹介

外国人がクレジットカードを作るには

初めに外国人がクレジットカードを作る際の基本的な手順やポイントについて解説していきます。

クレジットカードを作る手順

まずはクレジットカードを作る手順から確認していきます。

ステップ①:発行に必要なものを確認

まずはクレジットカード発行に必要なものを確認しましょう。

クレジットカードの発行に必要なものは以下の4点です。

  • 在留カード
  • 日本国内の住所
  • 日本国内の銀行口座
  • 電話番号 

クレジットカードの発行に必要なものとして、在留カードが挙げられていますが、在留カードは3か月以上の在留が許可された中長期在留者のみに交付されるものです。

そのため在留カードが交付されない短期滞在者はクレジットカードを作ることができません。

在留カードについては、以下の記事で在留資格とともに解説していますので、あわせてご確認ください。
▶︎【在留資格とは】種類や取得要件、ビザとの違いなどを簡単解説

ステップ②:住民票の発行

必要なものが確認できれば、それぞれ準備していきます。

初めに日本国内に住所を持っていることを証明するために、管轄の役所まで行き、住民票を請求しましょう。

住民票の写しの請求手数料としては200~300円程度となります。

マイナンバーカードを持っている場合、コンビニでも交付を受けられる場合があります。

マイナンバーに関しては、以下の記事でも解説しています。
▶︎【外国人労働者のマイナンバー】基本知識や注意点をまとめて解説

ステップ③:銀行口座の開設

次にクレジットカードの支払いに使う銀行口座を開設します。

母国で銀行口座を持っていたとしても、日本のクレジットカードにおいて、海外の口座を活用することはできません。

そのため日本の銀行口座を開設しておく必要があるのです。

外国人の銀行口座開設手続き等については、以下の記事をご覧ください。
▶︎注意点は!?外国人労働者を雇用する際の銀行口座について

ステップ④:電話番号の入手

日本において連絡が繋がる電話番号も入手する必要があります。

電話番号の入手が目的ですので、携帯電話・固定電話どちらでもOKです。

ただし本人が契約している電話番号である必要があり、他人の電話番号を借りることはできない点は覚えておきましょう。

外国人の携帯電話の契約手続きについては、以下の記事をご覧ください。
▶︎【外国人労働者の携帯契約】人事担当者ができるサポートは?

ステップ⑤:申し込み

ステップ①~④で必要なものが揃ったら、クレジットカードの申し込みを実施します。

申し込みはそれぞれのクレジットカードのWebサイトから行うことが多くなります。

外国人がクレジットカードを作る際のポイント

次にクレジットカードを作る上で押さえておくべきポイントについてご紹介しておきます。

ポイント①:身分証明書は複数用意

一つ目のポイントは身分証明書を複数用意することです。

先程在留カードを挙げましたが、それ以外にもパスポートや健康保険証などを用意しておくと安心でしょう。

ポイント②:収入を証明する書類も準備

収入を証明する書類を準備しておくこともポイントです。

クレジットカードの審査では安定した収入が見込めるのかも見られるため、給与明細なども用意しておきましょう。

ポイント③:日本語能力

クレジットカードを申し込む上で、利用規約などに同意するシーンがあります。

その際その内容を理解することは勿論、理解していることを証明するために、日本語能力も求められるのです。

ポイント④:日本での在留期間や職歴

審査においては在留期間の長さや職歴についても見られる可能性が高いです。

そのためできるだけ長く在留していることや、一つの職場で長く働いていることなどは有利に働きやすいと言えます。

外国人がクレジットカードを作る際の注意点

外国人がクレジットカードを作る際の注意点としては、同時に複数のクレジットカードに申し込みをしないという点が挙げられます。

クレジットカードを申し込むと個人信用情報機関にその履歴が残ります。 

クレジットカード会社は審査の際にこの履歴を参照するため、複数のクレジットカードを申し込んでいることも当然把握されてしまいます。

そうなると「急いでお金を集めないといけない状況なのか、犯罪に使われる可能性はないか」といった印象を持たれてしまい、結果的に審査が通りにくくなるのです。

そのため基本的に複数のクレジットカードの申し込みは避けるようにしましょう。

外国人留学生にオススメのクレジットカード4選

ここからはオススメのクレジットカードをご紹介していきます。

まずは外国人留学生向けのクレジットカードを4つ見ていきましょう。 

JCB CARD W

JCB CARD Wは、18歳以上~39歳以下の方が申し込めるクレジットカードです。

JCBの通常カードのポイント還元率が1%であるところ、JCB CARD Wのポイント還元率は常に2%となり、Amazonなどの優待店で利用すれば3~5%となる場合もあります。

またWebで申し込めば年会費が初年度無料となる上、年1回以上の利用で2年目以降の年会費も無料となるのです。

JCB CARD Wのより詳しい内容については、こちらのページを併せてご確認ください。

三井住友カード デビュープラス

三井住友カード デビュープラスは18歳~25歳限定のクレジットカードであり、初めてクレジットカードを持つ方向けとなっています。

初年度の年会費が無料であり、2年目以降も1,375円と安くなっているため、留学生にとっても加入しやすいと言えるでしょう。

また通常クレジットカードのポイント還元率が0.5%であるのに対し、三井住友カード デビュープラスはポイント還元率が1%となっているのです。

三井住友カード デビュープラスについては、こちらのページもご確認ください。

三井住友カード NL(学生向け)

三井住友カード NL(学生向け)は学生を対象としたクレジットカードです。

年会費は初年度だけでなく、2年目以降も永年無料となっており、最短5分で発行されるという利点もあります。

通常のポイント還元率が0.5%であるところ、携帯料金の支払いに活用すれば、ポイント還元率が最大2%になる点も見逃せません。

三井住友カード NL(学生向け)については、公式ページも併せてご確認ください。

Tカード プラス

Tカード プラスはローン機能とTポイントカードとしての機能も併せ持つ多機能型クレジットカードです。

年会費は初年度だけでなく、2年目以降も無料となっています。

またローン機能のある消費者金融系カードとしての側面もあることから、比較的審査難易度が低く、作成しやすいという特徴もあります。

Tカードプラスについては、こちらのページもご確認ください。

外国人労働者にオススメのクレジットカード6選

続いて外国人労働者向けのクレジットカードをご紹介します。

ACマスターカード

ACマスターカードは、アコムが発行する消費者金融系のクレジットカードです。

消費者金融系であるため審査難易度が低く、その他のカードと比べ作成しやすいでしょう。

年会費は基本的に無料となっており、かつポイント還元方式ではなく現金にてキャッシュバックされる仕組みとなっています。

そのため「ポイントが溜まっても使うのが面倒だ」という方には、特にオススメと言えます。

詳細については、こちらのページもお読みください。

楽天カード

楽天カードは流通系クレジットカードとなっており、消費者金融系に次いで審査難易度が低いという特徴を持ちます。

年会費も初年度、2年目以降共に無料である上、ポイント還元率も1%と高めです。

楽天市場を利用すれば、ポイント還元率が2倍になるという特徴もあります。

詳細については、こちらのページも併せてお読みください。

三井住友カード

三井住友カードは、Webから申し込むことで初年度の年会費が無料となるお得なクレジットカードです。

また「マイ・ペイすリボ」に登録し、前年度に1回以上リボ払い手数料を支払った場合は、翌年度以降も年会費が無料となります。

最短で翌営業日にカードが発行され、すぐにオンライン決済に利用することが可能です。

詳細はこちらからご参照ください。

エポスカード

エポスカードは年会費が永年無料となっているクレジットカードです。

日本国内在住の18歳以上の人であれば、申し込みが可能であるため、外国人労働者であっても問題なく申し込むことができます。

マルイやモディで年4回、10%割引での買い物が可能であり、マルイを利用する方には特にオススメと言えるでしょう。

詳細についてはこちらのページもご確認ください。

セディナカードJiyu!da! 

セディナカードJiyu!da!は、SMBCファイナンスサービスが発行する年会費が永年無料のクレジットカードです。

毎月の支払額を選択できるという特徴があり、

  • 5,000円コース
  • 10,000円コース
  • 20,000円コース

から選択可能です。

また収入に余裕があれば、よゆう払い制度を活用し、好きな金額を追加で支払うことができます。

詳細はこちらからご確認ください。

Nexus Card

Nexus Cardはデポジット型クレジットカードであり、利用者の信用をデポジット:保証金(50,000~200,000円)で表明する仕組みを取っており、自分でカードの利用限度を決めることができます。

そのため外国人労働者でもカード審査が通りやすいのです。

年会費自体は1,375円となっています。

詳細はこちらからご確認ください。

クレジットカードが取得できない場合

最後にクレジットカードが取得できなかった場合の代替案について、ご紹介したいと思います。

デビットカードがオススメ

もしもクレジットカードの申し込みをしても審査が通らなかった場合、デビットカードの申し込みをオススメします。

デビットカードとは、利用金額がすぐに銀行口座から引き落とされる仕組みを持つカードです。

そもそも自分の銀行口座に残高がなければ利用できないため、クレジットカードのような審査もなく、作成しやすいと言えるでしょう。 

デビットカードのメリットとデメリット

メリット

デビットカードのメリットとしては、使い過ぎの防止が挙げられます。

クレジットカードは銀行の残高と関係なく利用することができるため、限度額によっては、支払い能力を超えた金額を使ってしまうリスクがあります。

対してデビットカードは銀行口座の残高がなければ利用できない仕組みであるため、使い過ぎを防止できます。

デメリット

この銀行口座の残高がなければ利用できないという点は使い過ぎを防止できる反面、デメリットにもなります。

クレジットカードであれば将来の収入も見込んで、口座残高以上の買い物をすることができますが、デビットカードではその時点で口座残高に必要な金額がなければ、買い物をすることができないのです。

デビッドカードの作り方

デビッドカードは基本的に銀行などのWebページから申し込みを行うか、窓口まで訪れて申し込むことで作成することができます。

デビットカードを作る際、本人確認書類の他、キャッシュカードまたは通帳、場合によっては印鑑も必要になるので準備しておきましょう。

申し込んだ後、2~3週間ほど経てば、手元にデビットカードが届きます。

まとめ

今回は外国人がクレジットカードを作る流れやポイント、オススメのクレジットカードなどをご紹介してきましたが、いかがでしたか。

当社は日本で働きたい留学生や外国人労働者の方の支援をすべく、様々な企業のお仕事をご紹介しています。

日本企業で働きたいと考えている方は、是非お気軽にご連絡ください。

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監修者
編集
中村 大介
1985年兵庫県神戸市生まれ。2008年に近畿大学卒業後、フランチャイズ支援および経営コンサルティングを行う一部上場企業に入社し、新規事業開発に従事。2015年、スタートアップを共同創業。取締役として外国人労働者の求人サービスを複数立上げやシステム開発を主導。海外の学校や送り出し機関との太いパイプを活用し、ベトナム、インドネシア、タイ、ミャンマー、バングラデシュの人材、累計3000名以上の採用に携わり99.5%の達成率にて、クライアント企業の事業計画の推進に成功。このノウハウを活かし、パフォーマンスを倍加させた新しいシステムを活用し、国内在住の外国人材の就職の課題を解決すべく2021年に株式会社ジンザイベースを創業。趣味はキャンプとゴルフ。
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