【外国人雇用に役立てる!】日本で働くネパール人の性格や価値観などの特徴を紹介|英語が話せる?

南アジアに位置し、エベレストで有名なネパール、現在日本では、約125,000人(2022年6月末現在)のネパール人が在住しており、在留外国人の国籍別の人数では、第6位となっております。▶️参考:出入国在留管理庁HP

本日は、そんなネパール人の性格や価値観などの特徴について紹介していきます。

ネパール人の雇用を考えている企業様や、既に雇用している企業様は、ぜひ最後までご覧いただき、社内で役立てていただければと思います。

なお、YouTubeでは、弊社のネパール人社員から、「日本で働くネパール人の特徴」というテーマでネパール人の特徴の紹介をしていますので、併せてご確認ください。

ネパールの基本情報

ネパール人の特徴に入る前に、ネパールという国の基本情報をおさえていきましょう。

ネパールの基本情報

平均年齢が24歳!!

面積は、約14万㎢、人口は約3,000万人、首都はカトマンズ、平均年齢は24歳とかなり若いです。

民族と言語|英語はネイティブレベル!!

ミャンマーの民族は、マガル族やタル―族等、多数の民族が存在します。公用語はネパール語ですが、他に約124種類の言語が存在し、中にはネパール語を話せない方もいらっしゃいます。

第二言語は英語で、チャット等では、ネパール語ではなく英語も使用される方もたくさんいらっしゃいます。さらに、ネパールの会社では、英語で指示がなされるところも多いため、ネパール人は、ネイティブレベルの英語力を有すると言っても過言ではありません。ネパール語の他、多数の言語が話されていることから、このように英語が日常的に使用されるようになったのでしょう。

主要産業

主要産業は、農林業、貿易・卸売り業、交通・通信業です。主要貿易品目及び貿易相手国は以下の表のとおりとなっております。▶︎参考:2020/2021年度、ネパール貿易輸出促進センター

主要貿易品目
(1)輸出
  大豆油、糸、ウールカーペット、ジュート製品、カルダモン等
(2)輸入
  石油製品、鉄鋼製品、機械類、車両製品、シリアル等
貿易相手国
(1)輸出
  インド、米国、ドイツ、英国、トルコ
(2)輸入
  インド、中国、アルゼンチン、アラブ首長国連邦、米国

ネパールの宗教事情

続いて、ネパールの宗教事情について見ていきましょう。

ヒンドゥー教が90%

宗教は、90%がヒンドゥー教、次いで仏教、イスラム教となっております。

これまでネパールでは、ヒンドゥー教しか認められておりませんでしたが、約2年前から他の宗教が認められるようになりました。そのためか、一つのお寺に、ヒンドゥー教を始めとして仏教やイスラム教などの他の宗教の方が礼拝に集まることもあります。

牛肉は食べれる?

では、宗教上食べることができない食べ物はあるのでしょうか?

ネパール人は、宗教の種類にかかわらず、法律上、牛肉を食べることができません。しかし、調理することは可能ですので、実際に雇用する際にはあまり問題にはなりません。一方で、気持ち的に牛肉の調理を避けたいと感じる方も一定数いるので、これに関しては、面接の場で確認するのがベターです。

礼拝はある?

ネパールでは、1年に3回(2月・10月・11月)に大きなお祭りが開催されます。この期間については、大多数のネパール人がほぼ毎日お祈りをします。この他の期間は人によって変わり、月曜日のみお祈りと断食がある場合、毎朝一回だけお祈りをする場合、両親が健在の場合はお祈りをしなくても良い場合等、があります。

以上から礼拝は、人によって異なるので、この点は、面接の際に聞いておいた方が良いでしょう。

ネパール人の国民性(性格・特徴)|ネパール人はキレる?

では、ネパール人の性格や気質、国民性などの特徴を紹介していきましょう。

前提として、ネパール人の性格や特徴は、その人によって異なり、一概には言えません。弊社のネパール人社員から聞き取った情報をもとに紹介していきます。果たしてネパール人はキレるのでしょうか?

家族を大事にする

ネパールでは、1年に3回(2月・10月・11月)開催されるお祭りや冠婚葬祭等の大事なイベントの際には、学校や仕事は休みになり、家族全員で参加します。家族と過ごす時間が何よりも重要という認識でいるようです。

自分の主張ははっきり言うタイプ?

はっきり主張する人は多く、グループで自分の意見を発言する人も多いイメージです。

時間にはルーズ?

結論、人によります。「楽に生きたい」という考えを持っている方は、15分くらいとかは、普通に遅刻したりするようです。

一方で、海外で仕事をしている方は、その国の慣習やルールも学んでいるので問題はなく、日本で既に働いている人は、10分前行動をする習慣がついている人も多いです。

そのため、日本に来たばかりで日本について何も理解できていない人には、日本のビジネスマナーについての教育が必要でしょう。

仕事とプライベートとどちらが優先?

基本的に仕事が最優先とのことです。一方で、前述のお祭りや大事なイベントの際には、数日間家族と共に過ごさないといけない慣習になっています。そのため、この期間に帰国を希望するネパール人は多いようです。

実際にネパール人を雇用する際には、これらの情報を事前に把握して、しっかりとコミュニケーションをとることが、求められるでしょう。

空気を察する、阿吽の呼吸は伝わる?

日本における、空気を察する阿吽の呼吸などの曖昧なコミュニケーションは、ネパール人には伝わるのでしょうか?

結論、伝わるのは難しいようです。

コミュニケーションを取る場合には、曖昧な表現はなるべく避けて、具体的な表現を意識した方が良さそうです。

ユーモアがあり人懐っこい人が多い

ネパール人は、周りを盛り上げることが好きな人が多く良く冗談を言ったり、ユーモアのある人が多いです。仕事においても、同様で、上司であっても同じように冗談を言うことが多々あります。ネパール人の雇用を考えている企業様は、この点についてある程度理解しておいた方が良いかもしれません。

ネパール人はキレる?

ネパール人は我慢強く助け合いの精神が強いことから、キレる人はあまり多くないようです。

ネパールのお仕事事情

給与水準

高卒で約1万6千円程度、大卒で3万円ほどです。物価水準としては、日本の1/5程度となっております。

日本における人気の職業

ネパール人に人気の職業は、特定技能でいうと、以下の表のとおり、介護業が一番で次いで外食業となっています。

特定技能外国人在留者数
出典:出入国在留管理庁「特定技能外国人在留者数 令和4年12月末

企業の給与体系

大企業については、在籍年数に応じて給与が上がっていくシステムを採用しており、中小企業は、個人の成果によって給与が上がっていくシステムを採用している企業が多くなっております。ネパール人の多くは、個人の成果に応じて給与も上がっていくと考えている人が多いことから、年功序列型の給与システムを採用している企業については、事前に面談でしっかりと説明した方が良いでしょう。

ネパール人はすぐ転職する?

ネパール人の多くは、一度やり始めたら最後までやり抜くという考えを持っている人が多いので、すぐに転職する人はあまり多くありません。一方で、差別やいじめなど理不尽なことをされた場合には、別の話になってきますので、注意が必要です。

人手不足に悩まれている企業様へ

実際に、ネパール人をご紹介させていただいた企業様からは、かなり高い評価をいただいています。また、明るく、仕事を頑張る人も多いので、すぐに会社に貢献できると考えております。一方で、コミュニケーションの取り方など日本人とは大きく異なる部分があり、その点がネックになっている企業様は多いのではないでしょうか?

しかしながら、入社前にしっかりとコミュニケーションをとり、事前にルールを設けることで、課題はクリアできると思います。

人手不足に悩まれている企業様、ネパール人の雇用を一つの選択肢に加えていだければと思います。

終わりに

当社は、ネパール人を含めた特定技能外国人の紹介や支援活動の代行などに対応させていただいております(ネパール人の正社員も所属しているため、きめ細かいサポートも可能です。)。

特定技能制度を活用したネパール人の採用をご検討されている方は、ぜひこちらのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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監修者
編集
中林 俊介
株式会社ジンザイベースマーケティング部「Jinzai Plus」編集長 1988年11月生まれ。関西外国語大学スペイン語学科卒業後、2014年に東京都庁へ入都。三宅島での地方創生事業、ラグビーワールドカップやオリンピックなど様々な事業に従事。2021年に行政書士試験に合格し、2023年5月から株式会社ジンザイベースに入社、同年6月外国人雇用労務士試験に合格。プライベートでは、一児のパパ、仕事も家族も両方本気で向き合う!!という気持ちのもと日々猛進中。
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